西尾泰和
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知的生産
知的生産とは知識を生み出すことです(梅棹忠夫『知的生産の技術』の系譜)。
教科書に載っている知識は複製可能で差別化になりにくく、応用の現場で「状況に合わせた知識を生み出すこと」にこそ価値がある —
これが私の一貫した関心軸で、自己紹介ではいつも「知的生産性の向上(手段)と文明の進歩(目的)」と表現しています。
関心の射程はこう広がってきた
出発点は個人の頭の中の作業でした。それが、ツール化(外部脳)、AIとの協働、
そして集団の相互理解(ブロードリスニング)へと段階的に広がっています。
「知的生産性の向上」というレトリックは変わらないまま、その主語が
個人 → 個人+道具 → 個人+AI → 集団へ拡張してきた、というのがこの20年の物語です。
実践の記録
- 2013年: 『コーディングを支える技術』刊行 — プログラミング言語の進化の歴史を追い、陳腐化しにくい知識を選んで書いた本。中国語版・韓国語版も刊行され、10年以上読まれ続けている
- 2014年: 『word2vecによる自然言語処理』刊行(オライリー・ジャパン)
- 2017年: Scrapbox で「外部脳」の運用を開始 — 思考の作業ログを公開で蓄積。現在 24,000 ページ超
- 2018年: 『エンジニアの知的生産術』刊行 — 知的生産の技術をエンジニア視点で分析した中心的著書。韓国語版も刊行
- 2019年: Keichobot 起動 — 質問を返して言語化を促すチャットボット。ChatGPT 登場(2022年11月)より前から「会話で言語化を支援する」コンセプトを実装し、2023年3月に LLM へエンジン交代
- 2021年: Kozaneba 開発開始 — KJ法の系譜に連なる、考えを整理するデジタル文房具。Keichobot が「言語化」、Kozaneba が「構造化・一次元化」を担うペア。この「考えを整理するツール」の試みは長く、2014年の Grouping から ReGroup(2018–2020)、Movidea を経て Kozaneba に至っている
- 2022年2月: 英語版 The Engineer's Way of Creating Knowledge を無料公開
- 2024年4月: 『エンジニアの知的生産術』第5刷。6月に5刷記念講演「LLMを使いこなすエンジニアの知的生産術」— LLM 時代の続編(LENCHI)プロジェクトへ
- 2023年–現在: 集団の知的生産へ — ブロードリスニングを「人間の他者理解能力を増強する知的生産性向上」と位置づけて実践中
ツール(自作・公開中)
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関連 Story: ブロードリスニングの実践 / Plurality / 人材育成 / 高次元ベクトルの可視化
このページは 2026-07-28 時点の記録です。知的生産は進行中の実践であり、このページには今後も追記されます。